第一回: 始動
今日は、ある種の告白をしたい。50歳になった。それがいつの間にか現実になってしまった。それまで僕が働いていた場所は、新たなビジョンを探求することを選び、突如として僕の存在は必要なくなった。
そこから数ヶ月。時間が経つにつれ、就職活動は、より一層、険しい山を登るような感じになってきた。たくさんの企業に応募したが、ほとんど返事はなく、面接に行けたところでも結局は採用に至らなかった。
失業という境遇は誰にとっても辛いが、僕はこの状況をただ受け入れることには抵抗があった。何かを始める必要があると感じた。
その答えを見つけたのは、市議会議員の事務所の前で立ち尽くしている時だった。ある日、政治に対する不満を友人と語り合う中で、この議員の名前が浮かんだ。彼は地方を代表する存在であり、僕らの声を聞く人だ。そして、今僕が直面している問題も、彼が取り組むべき課題の一つだ。
失業、中高年の雇用、地方経済。これらの課題は全て、僕自身の問題だけでなく、地方社会全体の問題だ。そしてそれらは、一人の男として、一人の市民として僕が挑戦すべき課題だと思った。
だから決めた。市議会議員に直接陳情に行くことを。我が声を届け、我が問題を共有し、そして何よりも、解決策を求めるために。
これが僕の戦いの始まりだ。未来は不確かだが、少なくとも何もしないよりはまし、と自分に言い聞かせる。たとえ結果が出なくても、少なくとも挑戦したことに価値がある。
だから、このブログを開始する。自分の行動、経験、思考を記録し、同じ境遇の人々と共有したい。僕たちの問題は、僕たちだけの
問題ではない。それを伝えるために、言葉を紡いでいく。
次回は、市議会議員の事務所に向かう準備について書きます。乞うご期待。
それでは、また次回。
