息子の学校の文化祭があった。毎年、学校内ではなく大分市のオアシスタワーにある音の泉ホールを借りて行われている。
その日は、氷川きよしのコンサートが同じオアシスタワーで行われていた。
会場はおばさま方でいっぱい。一日二回公演だというので、どれだけのおばさまが氷川きよしに会いに来たのだろう。
昨年は文化祭の日にゴールデンボンバーがコンサートをしていた。
オアシスは、息子の学校の文化祭の日に大物芸能人のコンサートがぶつけてくると決めているのだろうか。
車社会の大分県では、大きなイベントがあると車がわんさか集まる。
その車を誘導するために警察の方が道路を警備している。オアシスタワーには交番が併設してるので、非常に便利だ。
その一方、不利益を被る人もいる。
タクシーの運転手だ。いつもならちょいと停車して客を下ろしたり客待ちをしてたりしている場所なのだろう。
捕まっていた。
警察の方は普段の日でも違反を見つけたら見逃すことはできず、摘発しなければいけない義務があるらしい、見て見ぬふりはできぬのだ。
まぁその言葉が本当だとしたら、車通りの多い国道など違反切符を切るのに忙しくて目的地に着けたものではないだろう。
しかし、捕まってから警察官に、他に捕まえる奴がいるだろうて言ってもカッコ悪いだけだ。
恨むなら自分を恨み、氷川きよしを恨まないことだ。きよしにしたらとんだとばっちりだ。大物芸能人というものは、こんな理不尽な恨みもいっぱい買ってるんだろうな。
これも有名税の一部か?
有名人は大変だなと思いつつ、いつもよりスピードに気を付けて帰路につく。