ども、てらかっぱです。興味深い記事を読んだ。
本を読むとき8割の人は頭の中に声が聞こえるという。つまり2割の人は聞こえていなかったいう話だ。その2割の人はどんなふうに本を読んでるのだろう。
では、聞こえない派がマイノリティーなのかというとそうではなさそうだ。聞こえる8割の中にもいろいろいて「聞こえる声はいつも同じ」「読む内容によって違う」「好きにキャスティングできる」と能力に差がある。中には、常に心の声が聞こえ幻聴に悩まされている人もいるという。
ということは、この能力は人によってグラデーションになっており、聞こえる聞こえないではっきり分かれるわけでない。テレビのボリュームをひねり、volume10から少しずつ小さくしていくとvolume2くらいでテレビが何言ってるか分からなくなる。そんな感じなのだろうか。
僕も本を読むとき頭の中に声が聞こえている。デフォルトの声はおそらく自分だ。何も考えていないときはデフォルトの声が流れる。
アニメ化された作品を読む場合、先にアニメを見ていればその声優の声が聞こえる。銀河英雄伝説を高校生の時初めて読んだ時はデフォルトで聞こえていたのだが、アニメを見た後読み返すと、頭の中では常に屋良有作が朗読している。
グインサーガなど長年アニメ化されていない作品だと僕の中でのイメージが固定していて実際アニメが始まったとき「これグインじゃない!」と叫んだものだ。
最近の小説はこの『頭の中の声現象』を利用してか、まだアニメ化もされていないのにキャラクターボイスはこの声優さんでやってほしいな。って作者がお願いしてたりする。そしたら、もうその声で聞こえるようになってくる。
声優好きは「心の中に声が聞こえる能力」の上位スキル『心の声のキャスティングを自由に設定できるスキル」をもっているのだ。
たまたま、鈴宮ハルヒの憂鬱があったのでこれで試してみよう。
この本の書き出し
サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことは、たわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどと言う想像上の赤服じーさんを信じていたかというとこれは確信を持って言えるが最初から信じていなかった。
という部分。ハルヒ好きならキョンの声にきこえてるはずだ。キョンつまり杉田智和の声が頭の中に聞こえている。
これを少しレベルを上げて、杉田さんが声をあてていた銀魂の銀さんのしゃべり方にしてみよう。できましたか?できましたね。
では次。僕のような40代アニオタで若い声優が分からないと言う人。キョンの声を塩沢兼人さんにしてみましょう。塩沢さんの声が聞こえてきましたか?
とまぁ、こんな感じで本を読んでるから、全然速く読めないんだな。みなさんは心の中に誰の声が聞こえていますか。
この記事は銀河英雄伝説のナレーションをする屋良有作さんの声で書きあげました。