ども、てらかっぱです。
手裏剣戦隊ニンニンジャーも、そろそろすべてのメカが出そろって最終合体をする季節となりました。
ところで、長年見ていて不思議に思ったことありませんか。
なぜ怪人は巨大化するのか。巨大ロボットが戦闘して街を破壊するのに困ってないのか。
スーパー戦隊が2月に新番組としてスタートするのは一番景気が落ち込む2月に玩具メーカーがおもちゃを売るためだから、GW前に6番目の戦士を出して、決算期の10月にすべてのロボットが合体してテコ入れ、12月はクリスマス向けてすべてのロボットとメカが顔見世。そんな大人の事情でストーリーが決まってると思ってるよね。
子ども向けの特撮は大人が商品を買ってもらうための宣伝広告。実用的な特車があえて愚鈍な人型形態のロボットに合体するのも大人の事情。設定なんてどうでもいいじゃないか。
だが、特撮の設定に必然性があるとしたら、と考えた男がいた。
長谷川祐一 一流漫画家にして超特撮マニア。
代表作マップス クロスボーンガンダム。
すごい科学で守ります。
彼がSF大会で語ったスーパー戦隊の科学考証をまとめた本がこちら。
この本ではバトルフィーバーJ~メガレンジャーについて書かれています。
バトルフィーバーの章では戦隊がなぜ巨大ロボットで戦うようになったかが説明されています。
答 敵が巨大ロボットで攻撃してくるので、対抗するため。巨大なものを破壊するのにミサイルを使うより巨大なコブシで殴ったり巨大な剣でぶった切った方が被害が少ないから。
デンジマンの章では、絶対無理な形の巨大メカがなぜ空を飛べるのかについて説明されています。
答 デンジ星の科学で三角の形をしたら飛べるというデンジ星の科学力を利用している。この技術はその後のスーパー戦隊に引き継がれている。
デンジ星人というのはすご科学力を持っていたようで後のスーパー戦隊に必要な3つの技術力を提供しました。
1デンジ推進システム およそ三角形をしていれば飛ぶ。
2デンジ転送システム 武装を転送する。
3デンジ誘導システム メカが合体の時お互い引きあう
続刊 もっとすごい科学で守ります!
ギンガマンとゴーゴーファイブに加え仮面ライダーと宇宙刑事について言及しています。
長谷川氏の考え方として、同じ役者が演じたキャラは同一人物とみなすとしています。したがって仮面ライダーⅤ3とアオレンジャーは同一人物。
Ⅴ3はその改造人間としての能力を生かしてゴレンジャースーツの開発の実験代として協力していたというのです。
続々刊 さらにすごい科学で守ります。
タイムレンジャー~デカレンジャー及びメタルヒーローシリーズについて書いています。
宇宙刑事の地道な活動が実を結び、シグナルマンの派出所を経てついにデカレンジャーにおいては地球署という所轄ができたという話。
最後に
そろそろ、新刊でませんかねぇ。