ども、てらかっぱです。
さて人間は肉食でしようか?草食でしょうか?
僕はちょっと前まで雑食だとおもってたけど、よく考えたら肉も野菜も生では食べられやしない。
人間が食べられるのは火を通したり、包丁で食べやすく切ったり、塩や砂糖や香辛料で味付けしたもの。誰かが言っていた(誰が言ってたか分かる人がいたら教えて)人間の歯は肉用でも草用でもなく調理したものしか食べられない用にできているらしい。つまり肉食でもなく草食でもなく調理食だということ。
昔々、人間がまだまだ知能も弱かった時代、人間は今のハイエナのように肉食動物が食べ残したもの、つまり少し古くなった腐りかけの肉やかたい骨の中身を割って食べていた。これが人間が熟成した肉や発酵したものや骨を煮込んだスープが好きな理由なんだと思う。しかも火や道具を使うことによって他の動物では食べることのできなかったものまで食べれるようになった。
さらにいうと、動植物が身を守るためにもっていた毒や苦みすら取り除く手段を身につけた。スパイスや調味料で食欲という脳の生理的機能をだますことによってより多くの栄養をとりこむこともできるようになった。
食品添加物の力を使えば、栄養はあるけどおいしくないものや腐りやすくて保存できなかったもの、触感が悪くて敬遠してたものまで食べられる。僕らの栄養はマックスだ。
そうなると今度は、栄養のないものや人間の生命維持にとって何ら役に立たないものですら、人間の味覚をだまし食べるようになった。カロリーゼロ、糖質ゼロ、脂肪ゼロ。
今や、おいしいは体にいいという意味ではなくなった。それは繁殖を伴わない快楽だけを求めるセックスと同じなのかもしれない。我々はその調理の技術を駆使して、さらにおいしいを追及する。
小麦というそのままでは食べられないものに火を通し、こねて伸ばして麺にして、豚骨や鶏がら香辛料や様々な調味料を組み合わせて作った濃厚なスープに合わせる。煮込んで熟成されたチャーシュー、炒めたもやし。発酵した味噌、醤油。きざんだネギ。
そう、ラーメン!!
ラーメンは究極の調理食や!!!
快楽中枢直撃!!
おいしいに決まってる!!!!!
そしてむっちゃ体に悪そう orz