AIさんと河童さん

ChatGPTを使った寺嶋河童のブログ

日本人が知っておくべきヤマトタケルの神話

ども、てらかっぱです。

ヤマトタケルの冒険 ゆうきまさみ

またまた、友達のうちからいただいてきた、漫画の話。ヤマトタケルの冒険。

f:id:terakappa:20151003112933j:image究極超人あ~るでブレイクする前にゆうきまさみが、今はなき月刊OUTという雑誌に書いていた漫画。もちろんこの漫画はおもしろい。

ゆうきまさみ初期作品集 early days(1)<ゆうきまさみ初期作品集 early days> (カドカワデジタルコミックス)

古事記読むべし

それよりもなによりも原作となった古事記をぜひ読んでいただきたい。

これ一冊で日本の神話がまるわかり。岩波版は書き下し文と現代語訳が両方載っていてわかりやすい。

 

古事記 (岩波文庫)

古事記 (岩波文庫)

 

 

あらすじ

兄を殺害して大王に疎まれ、九州征伐という危険な職場に左遷される。
女装して九州のクマソタケルを討伐しヤマトタケルを名乗る。
クサナギノツルギを使い東国を平定する。
ヤマトに帰る途中、気の緩みからクサナギノツルギを忘れてイノシシにはねられる。
それが原因で死んでしまい、白い鳥になって飛んでいく。
 
話はだいたいこんなかんじ。
 

 ヤマトタケル女装子ウルトラマンの相似点

特に面白いのがクマソタケル退治の場面。

クマソタケルに女装して近づき首尾よく殺害した小碓命。死に間際にクマソタケルは「ヤマトにもこのようなつわものがいたのか!タケルの名をやろう。今日からヤマトタケルと名乗るがいい」といいます。 

 

ポイントは二点。

 

ここでも女装男子です。ここでは女装したヤマトタケルとなっていますが、おそらくクマソタケルは普段から女装させた男の子をはべらせていたのではないでしょうか。

それだけならまだしも古事記の中には正体が蛇、正体がサメ、正体が鰐など人外の奥さんを持った大王(今でいうところの天皇)がいっぱい出てきます。日本は昔から性行為に対して男女の区別どころか人畜の区別もしてなかったようです。

 

もう一つはこの時点からヤマトタケルと呼ばれる英雄が誕生したということ。たとえるなら謎の宇宙人と合体したハヤタ隊員がウルトラマンと呼ばれるようになり、その後現れる正義の巨人がウルトラマンと呼ばれるようなものなのです。古事記に登場するヤマトタケル、クマソタケル、イズモタケルはそのままウルトラマンヤマト、ウルトラマンクマソ、ウルトラマンイズモと言い換えてもよいでしょう。たまたまかもしれませんが、ウルトラマン80に変身するのはヤマトタケシという中学校の教師です。

歴史認識を新たに

戦後教科書から日本神話の記述が抹消されてしまいました。右翼の方でも古事記を読んだことがないという人が増えています。この冬は古事記を読んで中華人民共和国より古い日本の歴史に親しんではいかがでしょうか?