ども、STOPてらかっぱです。
棚からひとつかみ『ストップひばりくん』を手に取る
友人が「本棚を整理したいので捨てちまうのはもったいないから欲しいものがあったらもっていっていいよ。」と言ってくれたので棚の端から端までがさーっともらってきました。
もう古い本でバーコードも消費税もついてない本なのでアマゾンで同じ本はみつけられなかったよ。
ひばりくんは性同一性障害?
今から30年以上前。キャッツアイが活躍しキン肉マンは悪魔6騎士と戦ってたころのお話。
やくざの長男、ひばりくんは”おかま”という設定。同級生の女の子よりずっとかわいくて男にモテモテ。ほんと、こんなかわいい子だったら男でもいいじゃないか!とおもうくらいかわいく書かれている。
しかし重要なのは本人が自分を女だと思っていること。女装子でも男の娘でもない。話が進むうちに男らしくなっていくのかなと子供心に思ってたけど、ならなかった。全話通して読んでなかったので、改めて読み直してみると、ひばりくんが、今でいうところの性同一性障害なんだと気づく。
すごいのは、このお話が少年ジャンプに載っていたこと。
当時のジャンプの販売部数を考えても40代のおっさんは100%見たことがあるよ。
作者のあとがきに性同一性障害の男子高生からの手紙が引用されている。日本中の同じような悩みを持つ男子の心の支えになってたんだろうな。
その人たちは、僕のように、『女の振りをしている高校生が男だとばれないようにドタバタ学園生活をしているギャグマンガ』としてはストップひばりくんを読んではなかったんだろうな。深いいなぁ
未完の名作
最終回までは描かれてないので、その後、ひばりくんが耕作くんと幸せになれたのか気になります。