ども、人生これからの てらかっぱです。
漫画家である妻から大分の”かんたん”というところに有名な占い師がいると聞いた。
それはおもしろそうだ。
予約制ではないということなのでとりあえず行ってみた。
妻から聞くところによると、占いを必要としてない人は会えないらしい。
(できる占い師は外出中の言い訳もすばらしい。)
目印は10号線別大国道の手前、無法松という店の向かい側。
駐車場には『大分中央療術院』整体の看板が出ている。
どうも…ここらしい。
占いを匂わせる看板はないのでちょっと不安だな。
「占いをしてくれると聞いたのですか?」
扉をあけると奥から声がした。
「名前と生年月日を書いてください。西暦でなく昭和で」
新聞の広告を四つに切って束ねたようなメモ帳に名前と生年月日を書く。
ふと、部屋を見回すと『体の歪み矯正します』や『心の歪みも矯正します』という張り紙といっしょに家族の歴史と書いた紙、大泉洋が写っている写真が壁に貼られている。
私のあとに人が入ってきた。同じように名前と生年月日を書いてといわれる。
「もう覚えとろうがぁ」
ぼそりとつぶやく。このおじさん常連らしい。
しばらく待つと整体の治療を受けていた人が出てきたので入れ替わりに中に入る。
診察室にはおじさんが座っていた。この人が占い師なのだろうか。
おじさんから、あちらですと奥の方に誘導された。
この人は整体する人で、占いをする人は別の人のようだ。
仏壇のある居間を抜け、反対側の縁側に作られた占い用の席に辿りつくと、今度はおばさんが座っていた。
この人が占い師である。
この時点ですでに占いは終わっているらしい。あとはそれを伝えるだけ。
占い師のおばさんがいうことを要約するとこうだ。
ここ3年くらい闇の中にいた。今年から良い人生が始まる。
結婚は何度もするタイプではない。今のパートナーを大切にするように。
一匹狼なので仕事は一人でするようなことが向いている。転職するもよし。好きなことを仕事にしなさい。
長男の役目をしないといけない。先祖供養をしっかりすること。
長生する。
というようなことをダーーーというと、はい1000円といって終了。
ここの占いは10分占いといわれている。短いが値段も安い。
途中でさえぎったり質問したらいけないルールらしい。頑固とかも言われた気がする。
占いをうける時は、当たってることは信じ、外れていることは忘れる。これが大事。
ということで
やっと闇から脱出できたので、がんばっていきます。40過ぎて人生後半だとおもってたけど、私の人生はこれからスタート。
それにしても遅すぎやしないか?
追記 2016.06.09
占ってもらってそろそろ一年経つので、もう一度占ってもらおうと施療院を訪れたら店舗が工事中だった。
改装中なのか廃業したのか、外観だけではわからない。まだ訪れるべき日ではなかったのだろう。改めて出直すこととする。
追記 2016.08.25
昨年占ってもらった年の12月、職場が無くなった。
もう9ヶ月無職だ。
大好きな河童を仕事として行こうと思う。
人生が良い方向に進んでいると思いたい。