週末、中国から巨大な観光船が接近するかのような大騒ぎで、台風がやって来るという予報が流れました。テレビやインターネット上では、大々的にその接近を告げる声が鳴り響いていました。それだけのことがあるなら、確実に何かが起こるはずでした。しかし、結果は?ちょっとした強風が吹き抜けただけで、それ以上の出来事はまったくありませんでした。
さて、それにしても、今年の台風の数は多いですね。昔、テレビの情報番組で覚えていることがあります。それは、一年間に接近する台風の総エネルギー量はおおよそ一定だということ。これが本当なら、台風がたくさん接近する年は、そのほとんどが小規模な台風で、逆に台風の数が少ない年は、それぞれの台風が大規模になる、ということになるでしょう。
したがって、今年のように台風が頻繁に訪れていると、大型の台風は来ないという可能性が高まる、という理論が成り立ちます。
しかし、これはあくまで推測の域を出ません。毎年の気象条件は予測可能な範囲を超えることも多く、全てがテレビの情報番組で聞いたとおりにはいかないのが現実です。だからこそ、台風の来襲にはいつも警戒心を持つべきでしょう。
それに、自然の力というのは、予測を覆すことがしばしば。だからこそ、どんなに小さな台風でも侮ってはいけません。だからこそ、台風が接近するという情報を聞くたびに、その予測と現実のギャップについて考えるのです。
週末の台風予報とその後の静寂。それは風のささやき、自然の一部であり、私たちの生活の一部です。大型台風が来ないことを祈りつつ、次に何が起こるか、興味津々で待ち続けましょう。それが、この星に生きる私たちの宿命ですから。